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エドの背中を撫でながらアリス達が何をしてるか改めて見ていく
アリスは寝てるし、リリィはそれを幸せそうに覗いている
ユキは銃剣の整備か……。暇だぁ……
天井を見上げてイヤホンをする。アリスから借りた端末から流れる曲を聴いていたらエドが服を引っ張ってきた
エド「……おい……」
アッシュ「あ、気づいた?
大丈夫?」
冷や汗を掻いたのか髪が頬につく。持っていたタオルで吹いてあげる
エド「いや……あまり……」
アッシュ「君、身体弱いんだからさ
言わないとわからないよ?」
エド「……次は、気を付ける……
……何か聴いてるのか?」
″聴くかい?″と言って耳にイヤホンを着けてあげる。
流れる曲を聴きながらエドの汗を拭き続ける
アッシュ「へ~……いい歌だね……」
エド「そうだな……」
アッシュ「でもさ……すごく悲しい気な感じだな……」
エド「悲しい?」
別に歌に詳しい訳じゃない。けど声がすごく悲しいく聴こえてしまう
アッシュ「心から歌ってないって感じかな?
曲自体はいいのね……
ストレスとかかな?」
エド「かもな
軟禁状態だからだろう……」
アッシュ「歌を歌うことを拒み始めちゃったってこと?」
エド「……さぁな……」
曲が終わるとイヤホンを取り、くるくると端末に巻き付ける
アッシュ「あっ
アリスとかさ歌ったりするの?」
エド「え~……と……(苦笑)」
大口を開けて寝ているアリスを一度見て苦笑しているエドを見ながら何となく察する
アッシュ「もしかして下手……?(苦笑)」
エド「絶望的ほど……」
アッシュ「そんなになんだ……」
エド「まぁ……アリス自身は上手いと思ってるからさ……
あまり言わないであげろ」
アッシュ「言わない言わない」
笑いながらそう答えて何かを思い出した様に懐から小さな小袋を出してエドにそれを渡す
アッシュ「僕が調合した薬なんだ
ご飯食べながらだけどアリスに材料とか借りて作ったんだけど」
エド「……大丈夫だろうな?」
アッシュ「これでも飲んだら明日には治ってるよ
いらない?」
エド「いや、もらう……」
小袋を受け取りついでに水の入ったペットボトルをも渡す
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