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でも怖い。また視そうで……
不安が一瞬過るが、アッシュは笑顔になり、いつも通りの口調で言う
アッシュ「大丈夫だって。あ、昨日の熊はまだいるかな?森のお友達♪」
エド「そのまま喰われてしまえ(怒)」
アッシュ「ひどww
そんな酷いこと言われたら僕泣いちゃうぞ~ww」
エド「泣く以前に笑ってるだろ(怒)」
アッシュ「えへっ
もうさすがっしょ♪」
エド「誰も誉めてねぇよ(怒)
もういい!! 寝る!!」
呆れたのかそっぽを向いてしまった。
困った様に笑いながらアッシュはぼそりと呟く
アッシュ「…………おやすみ、エド」
エド「……ちゃんと寝ろよ」
アッシュ「……………」
僕は頷きもせずにテントから出ていった。
静けさの中、月光のみが辺りを照らしていた。その月を見上げる
僕が視た未来
それは避けられないのか
あの場所で何があったか僕にはよくわからなかった
でも……
アッシュ「あの夢は……もう視たくないなぁ……」
恐ろしく寂しく、怖くて……
君があんなことするなんて僕には思えない
そうなるまでに君に一体何があったの?
この先に、君の身に何が起きたのか
何で、あんなに泣いていたのか
狂ったように笑っていたのか
必死に考えたんだけど……その日の夜は答えは見つけられなかった
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