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翌朝、朝食を終えてまた歩みを進めていたがアッシュの様子がおかしいことにエド以外は心配そうにしていた
アリスは一緒にいたエドならわかるだろうと聞いてみる
アリス「ねぇ、エドワード」
エド「何だ?」
アリス「アッシュ、さっきから喋らないんだけど」
ユキ「何か知らないですか?」
ユキも横から聞いてきた。ノアも興味ありげにユキの横から顔を出す
エド「何故私に聞く?(苦笑)」
リリィ「お前しかいないだろ。知ってるのは」
エド「おい……(苦笑)
私が何でも知ってる訳じゃないぞ」
アリス「わかんないの?」
いや、わからないわけじゃないが言っていいのかその辺りで少し迷っていた
が、アリス達の目がどうしてもと言わんばかりの目だったので言うことにした
エド「多分……夢が原因だろ?」
アリス・ユキ・リオン・ノア「夢?」
エド「昨日の夜、悪夢かは知らんが夢を視たらしい」
ノア「何かあれだよな……
あの師匠が元気がなくなるってよっぽど酷い夢だったのか?」
詳しくは聞いていないし……首を傾げるしかない
唯一わかるのは……白い空間ということ
エド「わからん
白い空間が真っ赤に染まった。そう言っていた」
アリス「白い空間?」
エド「知らない場所なのは間違いないだろ
そうしか言わなかった」
ため息をして前を向くとアッシュが目の前で立っていた。思わずビクッとしてしまった
アッシュ「ねぇ、エドワード」
エド「うわっ!?Σ
な、何だ?」
アッシュ「もうお昼休憩じゃない?」
エド「そ、そうだな
今日はノアが当番だったはず、頼むぞ」
ノア「おー、了解」
みんなもビックリしたが何もないようにお昼準備。
その間、アリスは丸太に座っていたアッシュに話し掛ける。少しボーッとしているみたいだが……
アリス「アッシュ」
アッシュ「ん? 何?」
笑顔で振り向く。
ちょっと安心もしたがほっぺをポンポンと叩いてきた。突然のことにアッシュは苦笑する
アリス「今日は珍しく大人しいって云うか静かね」
アッシュ「そうかな?いつも通りだよ」
困った顔で笑うけどアリスはまだ不安そうにして、ほっぺから手を放さない
アリス「………ならいいけど……」
なかなか放さないのでアッシュがソッと手を掴み、放すと彼女の後ろではリオンとノアがなんか言い合いをしていた
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