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そんな中、アッシュはぶちまけたご飯で土がついていない部分をお皿にいれる
アッシュ「ぎりぎり食べれないかな?」
エド「食べれるわけないだろ!!(怒)」
アッシュ「え~、ダメ?」
″ダメだ!!″と言われたけど地面で拾ったご飯を食べる気にはないようだけど勿体ないのでアッシュは自分がさっきまで座っていた丸太に拾ったご飯を置いておく
手についた米を舐めながらちょっと考える
アッシュ「ん~……
じゃあ、ちょっと待ってて」
一同「?」
アッシュ以外のみんなはよくわからず、走り去ったアッシュを見たがもういない
一体何処に行ったのかと思い待つこと数分。
来た方向からアッシュが何かを肩に抱えて帰ってきた。それをドスンッと音を立てながら降ろす。
アッシュ「これなら捌(サバ)いて焼けば食べれるよ」
ユキ「そ、それ、狂暴な猛獣じゃ……(苦笑)」
そう。アッシュが持ってきたのはかなり危険な猛獣。一人で会えば死ぬ危険性が高い。
こいつの餌食になった旅人も多いのに……
アッシュ「肉はすごい美味しいんだよ
身も引き締まってるからさ、歯応えもあるよ」
ノア「す、すげー、師匠ー♪」
目を輝かせて、猛獣をまじまじと見ていたらアッシュも腕捲りをしながらニッコリ笑いながらノアと同じ目線になるように座る
アッシュ「今度は大丈夫だよね?
僕も焼いたりするの手伝うよ」
ノア「はい!!」
捌き始めたノア。
焼く準備のため、道具を取り出していたアッシュの隣にエドが立つ
エド「あんなの何処で見つけた?」
アッシュ「さっきまで歩いてたらあの猛獣がいたからさ、どう料理したら美味しいかずーっと考えてたんだよ♪
やっぱ直火焼きだねぇ~ww」
それを聞いて少し固まる。
エド「まさかと思うが……
ずっと黙ってたのは単にお腹が空いたからか?」
アッシュ「うん♪」
エド「……無駄な心配をしたような気がする(苦笑)」
アッシュ「?」
確かに朝食は早かったし腹は減るだろうけど……。さっきまでお前を心配した我々の気持ち返せ(怒)
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