第62話 命懸けの鬼ごっこ①

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開始の合図と一緒にリオンを担ぐ。さすがに子供の足だと最初、逃げ切れるのは難しいだろうし アッシュ「リオン、行くよ!!」 リオン「わあああっ!!Σ た、高い高い!!!(泣)」 急に高くジャンプして屋根の上を走っていく その後をノアも追う ノア「師匠!! 待ってくださいよー!!」 エド「捕まったら死ぬな、これは」 ユキ「ですね(苦笑)」 エドの言葉に頷きながらその場から去る 残ったのはマカオだけ マカオ「みんな速いわねぇん♪」 そう言いながらマカオはスキップしながら行った。スキップ結構速い。 全員が見えなくなった頃くらいに、リリィはアリスから渡された罰ゲーム用のビンを見ながら聞く リリィ「これ、捕まえたやつに飲ませるの?」 アリス「そうよ 飲ませないと罰ゲームの意味がないわ」 リリィ「わかった」 頷いたリリィは歩いて追跡を開始したアリスの後ろをついていく  * * * 少し時間が空いて細い裏路地では丁度ユキとマカオが逃げていた マカオ「ユキちゃ~ん♪」 ユキ「マカオさん てか、変な走り方ですね……(苦笑)」 マカオ「ウフフフ♪」 スキップしながら走って疲れないのかと思うがあえてツッコまない ため息をしながら後ろを向くと…… アリス「見ィ~つけ~た~~~っ!!」 獲物を見付けた獣のような顔で追いかけて来ていた それを見たユキはビクッとする マカオ「アリスちゃん見た目によらず怖いわねぇん」 ユキ「の、呑気すぎますよ…… うわっ!?Σ」 後ろから追い越して来たリリィが二人の逃げ道を封じるように両手を広げて近寄る ユキ「くっ!!」 ユキは咄嗟に壁を蹴りながら上へと逃げていく が、マカオだけそこに取り残された リリィ「マカオ、捕まえた」 マカオ「いやぁーん、捕まっちゃった?」 アリス「はい、罰ゲーム♪」 マカオ「ありがとん♪」 一応罰ゲームなのに礼を言うんだ。アリスの心で思ったが笑顔で渡す アリス「一気にね」 マカオ「いっただきまぁ~す♪」 言われた通り一気に飲む味わうように飲んではいたが…… マカオ「…ぶほっ!!Σ」 アリス「よし、効果はいいわね(笑)」 マカオはぶっ倒れてその場でぴくぴくと動いていた。死にかけの金魚みたいに…… その様子をたまたまエドは上から見ていた エド「(一体何を配合してああなったんだ……(苦笑))」 第一被害者 マカオ 捕獲。
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