第五話  憂鬱

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十人での打ち合わせは、午後からの顔合わせと打ち合わせの説明、このプロジェクトの流が説明され、一時間ほどで終了。 この後は、アキと企画部のメンバーだけが残された。 「皆さんに残って頂いたのは、このプロジェクトについて、意見を聞きたいと思いまして お昼はお弁当を用意していますので、食事をしながら話をしたいと思っています」 桜田がそう言うと、アキとゆいは顔を見合した。 ”お昼を食べながら仕事の話って…。 それじゃ、休憩出来ないでしょうよ…” とアキとゆいは思っていた。 プロジェクトの書類を見ながら、桜田が話を進めて行く。 アキ、ゆい、京田は黙って聞いていたが、古田だけは黙ってはいなかった。 会議室の中の空気が変わっていくのが分かる。
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