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桜田は、このプロジェクトに掛けていた。
少なくとも、二ヶ月はアキと一緒に仕事が出来る。
この間に、アキとの関係を何とか修復したいと思っているのだ。
プロジェクトメンバーにアキを選んだのは、もちろん桜田だ。
私情を挟んではいけない事は分かっているが、桜田はどうしてもアキとの事を終わらせたくなかった。
会社以外で逢えない状態の今、何とか会社で話をするしかないのだ。
こんな桜田の思いを、勘のいい古田は感じていた。
課長補佐と言う立場の古田は、このプロジェクトメンバーを誰が選んだのか知っている。
桜田が、アキは外せないと上に何度も話をしたことも。
アキと桜田が上手く行って欲しいと思いながらも、嫉妬していた古田。
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