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午前中の打ち合わせには、この他五人の計十人が参加していた。
全員揃った所で、桜田が一人一人を紹介する。
残りの五人は、アキの知らない人達で、アキが紹介されると、納得した様な顔をした。
そう、会社内でアキの名前は有名で、誰もが知っている。
皆はこんな風に思っているだろう。
「あぁー、これがあの有名な桜田課長との噂の人」かと。
そんな事を考えていたアキの顔を見て、ゆいが微笑んでいた。
「アキ、気にすることないよ」
きっとそう言いたいのだろう。
アキはゆいを見て、小さくうなづいた。
そして、古田と京田もアキの顔を見てうなづいた。
こんな四人を桜田は密かに見て、少しホッとしていた。
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