第1章

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久しぶりだった 卒業式以来だ 何気無く声をかけられて、内心自分でもビックリするほどに嬉しかった 久しぶりの幼馴染の声かけに、なんだがホッとしていたんだと思う 『今度メシとか行こうよ、またみんなでさ、』 なんて言ってみたりして普通の会話をしてから しばらくよくメールするようになった 幼馴染だが久しぶりだと思ったのは、卒業式以来会っていなく、実はその少し前から学校に来なかった なんで来なかったのか、その理由を知ったのはしばらく後だった 何気無くメールしたり、俺の家に飲みにきたり、メシ食いにきたり、泊まりに来たりもしていた 周りからは 『付き合ってんの?』 『お前ら仲良過ぎて気持ち悪い』 などなどたくさん言われた けど俺達は気にしなかった、ただの幼馴染だから、 そして ある日ファミレスにメシを食いに行った時に中学の同級生に会う 『えー!二人付き合ってたんだ!?知らなかった』 急に言われ、冗談で二人して乗って否定しなかった それが今思うと信頼関係が生まれてきた瞬間だったのかもしれない そしてそんな関係のままそれから3年の時が流れた
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