異世界到着

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僕はテレビのリモコンのボタンを押した。 画面に映像が映し出される。 映像では、王女らしき少女が呪文を唱えていた。 すると、魔法陣が強く輝いて、海里が召喚された。 『え?ここはどこだ…?つーか理音は?』 『初めまして、勇者様。ここはクリスタ王国。 私はレイア・クリスタ。この国の第一王女ですわ。』 王女は少し頬を赤らめながら、自己紹介をした。 『あ、はい…。俺は夏川海里です。で、俺は何でこんな所に?』 海里は愛想笑いをしながら問いかけた。 海里は鈍感ではないし、王女が頬を赤らめてる意味もわかってるんだろう。 その証拠に、愛想笑いは頬が引きつっていた。 『それは別の部屋で説明しますわ。 こちらに来てください。』 そう言うと、王女は海里を案内し始めた。 着いたのは、物凄く広い部屋だった。 中央には、威厳たっぷりの王様(多分)が座っており、周りには賢そうな貴族(多分)や兵士(多分)が待機している。 まぁ、中には脂肪をぷるんぷるん揺らして、自分が一番偉いとでも言いたげなオーラをだしてる気持ち悪い貴族(多分)もいるんだけど。
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