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『王の前だ、跪け。』
うん、やっぱり気持ち悪い、この貴族。
『え?嫌だ。』
海里くーん!?爽やか笑顔ですっぱり切り捨てたよこの子…。
『つーか、そもそも何でたった今会ったばかりの人間に跪づかなきゃいけないの?馬鹿なの?阿呆なの?死ぬの?』
……そういや、僕が調きy……調教した海里がハーレム作るような王道主人公な訳なかった…。
むしろ、付きまとってくる女子に「俺、顔だけみて寄ってくるようなビッチに興味ないから。」とか爽やかに毒吐くタイプだわ…。
『なっ…!兵士たち、こいつを捕らえろ!』
『やめろ!私は彼を跪かせる気はない!』
貴族が海里を捕まえようとしたけど、王様が止めた。
『ありがとうございます…。良かったです、王様がいきなり異世界から連れてこられて、右も左も分からない少年を捕らえるようなクズではなくて。』
……怖い!怖いよこの子!
幼い頃はちょこちょこ僕の背中を追いかけてた可愛い海里を、こんな子に育て上げたの誰だよ!
あ、僕か。
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