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『他人任せだと言う事はよく分かっている。
それでも、勇者として魔王を倒してくれ!頼む!』
王様は、座っていた玉座から立ち上がると、綺麗な土下座をした。
仮にも国を纏める王がそんな簡単に土下座をしていいのだろうか?
『…はぁ、分かりました。
勇者として魔王を倒します。』
『本当か!?』
『はい。』
丸く収まったみたいだしいいか。
因みにこの後は魔力や属性の測定をして、水晶が割れるとか派生属性と特殊属性も入った全属性というテンプレ展開が巻き起こったが、面倒くさかったので割愛させていただく。
「さて、そろそろ街に行こうか。」
僕はミニテレビを消し、立ち上がった。
最初っから街に行けば良かったんじゃないか、とか気にしたら負けだ。
まぁとりあえず、僕は街に向かって歩きだした。
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