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「これでお前が死んだ事は説明できたな…。
じゃあとりあえず、魔法世界に転生させるから。」
うん、予想はしてたけどさ…
「断固拒否します!」
「…何で?」
よく異世界やチート能力に憧れる人がいるけど、僕は理解出来ない。
そりゃあ僕だって、異世界に行って魔法を使ってみたいとか考えるよ?
けど、異世界に行くって事は魔物を殺したり、場合によっては人も殺したりするんだよ?
所詮一般人の僕に戦う覚悟や殺す覚悟なんてできないし。
「……それっぽい理由いってるけど、ただめんどくさいだけだろ?」
「なぜわかった」
「なぜわからないと思った」
そういえばこの神様僕の思考読めるんだった…。
「つーか、拒否しようが転生させるんだけどな。」
え…?
「はぁ!?何で!?」
さすがに僕にだって、拒否権ぐらいはあるんだけど!!?
「何でって…運命書に転生するって書き込んじまったし。
あ、ちなみに運命書っていうのはひとの運命を決める書類な。」
……もう、泣いていい?
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