第1話

第1章

入学式が終わり、皆の波に乗って教室まで来た。

私は1年1組。
席は壁側の後ろから2番目。

席に着き、5分くらいして
担任らしき男の人が入ってきた。

「えー、
まず入学おめでとう。俺の名前は梶田夏希(ｶｼﾞﾀﾅﾂｷ)だ。
他の先生と比べてお前らとは、そんなに歳は離れてないから、気軽に話しかけてくれ。
んじゃ、よろしく。」

梶田先生…かぁ。
確かお姉ちゃんが前、梶田先生が担任だったら良かったなぁとか言っていた。
梶田先生は気軽に話かけてくれて、いつでも相談に乗ってくれるし、楽しい先生で
結構人気らしい。

「じゃあ、いきなりで悪いけど1人ずつ自己紹介してもらうから。
始めは自分の名前。次は、高校生になっての豊富を言ってもらう。
始めは……
そうだな、じゃあそこの1番前の子！
よろしくっ。」

うわぁ……。
自己紹介かぁ…なんて言おう。
うーん。

と、考えていたら私の前の子が自己紹介をしていた。

うわっ。
次私の番だ……。

そして、前の子が座り自分の番が来てしまった。
私は立ちあがり、

『えっと…
私の名前は、上月悠華(ｳｴﾂｷﾊﾙｶ)です。
高校では新しい友達を作ったりして楽しい高校生活にしたいです。
……よろしくお願いします。』

ふぅー。
少し周りが騒ついたけど
…なんとか言えた。
でも、こんなんでいいのかな。
まっ、いいか。