第1話 彼方君物語

① 腐男子で何が悪い！～翔～

翔「……え？」

これ本当にあいつの本なのか？

千尋がイタズラで置いてった本とかか？

俺はこの本が彼方の本なのか疑問に思い彼方の本棚を見た。

見たところ普通の漫画や本しかなくやはりイタズラで置かれた本かと納得しようとした瞬間本棚が右に動いた。

翔「カラクリ屋敷かよ……」

取り敢えず本棚を右に動かして見るとそこには先程の本と一緒でカバーがされている本が沢山あり更にはDVDまでも出てきた。

翔「マジで彼方の本かよ…」

適当に取った漫画も男同士の恋愛やエロシーンなどが書かれてありイタズラでも千尋達の仕業でもないと言うことがわかってしまった。

翔「まさかあいつにそんな趣味があったとは……」

隠し本棚を眺めていたら階段の駆け上がる音が聞こえて来ていきなり扉が開きそこには彼方がいた。