転落2

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「――いえ?」 胡散臭い女、って そんなのは今日に限ったことじゃない 「あ、そ。お疲れ」 「あ、ちょっと待って下さいよ」 俺が席を立つと、松永も慌ただしく立ち上がった 「なに」 「方向同じなんですから、一緒に帰りましょうよ」 「なんで?」 なんで方向が同じだったらお前と帰らなきゃなんねーんだよ
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