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これが、何かの恋の物語なら。
拍手喝采、ハッピーエンドで完結だ。
そう、だから俺は美紗緒は嬉しくて泣いてるんだとばかり思っていた
見抜けなかった。
美紗緒の考えていることも
美紗緒の、今の状況も
自分のことばかりで
「――ごめ……」
「……なに?」
目の前にいる、愛しい存在を抱きしめる
「ごめんなさい、私、他に好きな人が――いる」
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