第3章

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後部座席のシートにもたれかかった鈴木の瞳は、なぜかこの場をとても楽しんでいるように見える。 そうだ、彼にとってはまだパーティの続きなのだ。 では少し立ち入ったことを、と断りを入れ、栞は気持ちを社交モードに戻した。 出身はシンガポール。 年齢は栞の3歳上。 仕事の関係で半年間日本に在留している。
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