天使を見つけた日

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仕事中、内線で親父に呼び出された。 しかも珍しく専務室に。 隠し事を嫌う親父が誰もいない部屋に呼びつけるということは、それなりに大事な話だということ。 そして他言無用。 他の社員に聞かれたら、もしかしたら大騒ぎになる話だったりするかもしれない。 ただなんとなくいやな予感が頭を過る。 「澤田課長、専務のところに行ってくるので、少しの間お願いします」 「はい、ごゆっくり」 部長である立場上誰かの許可を必要とはしないが、一応課長に後を頼んで席を立った。 俺より年上の課長が俺をあまりよく思っていないのは明白。 だが彼の出世の妨げをしているのは俺じゃない。 .
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