この声は

4/9
前へ
/146ページ
次へ
次の日学校へ行くと翔が教室に来ていた。 違うクラスなのに何でと思っていたのも束の間、またいきなり告白された。 今度は無視なんて出来る訳がなく、はっきり断ってやった。 そしたらまた次の日、学校に噂がたった。 『体を使って会計を取り込んだ』とか 『誰とでも寝る淫乱』とか 正直笑っちまった。そんなことあるわけねぇのにって。 でもそんな噂のせいで親衛隊からの制裁が起こり始めた。 一番酷かったのは無理矢理されることが多かったってこと。 現在進行形だけどな。 そんな風にそれが丁度一週間たった日、翔がまた告白してきた。 そのとき俺は心がボロボロで、とにかくだれかにすがりたかった。 だから告白をOKした。
/146ページ

最初のコメントを投稿しよう!

130人が本棚に入れています
本棚に追加