第3章

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「しかも・・・男と泊まってたのよ」 お~い、これは誰も知らない スキャンダルだ そして、話がリンクしてきちゃったぞ。 それにしても、 17歳のタレントが男と逢瀬を 楽しんでいただと・・・ 誰だそいつは・・・・ スポンサーのお偉いさん、 局のプロデューサー、成り上がりの為に 男と付き合うタレントは多い。 が、浮いた噂のないモモヨは どうもそれが似合わない。 山瀬かも知れない・・・・ マネージャーとタレントが できてしまうのはよくある話。 そもそも四六時中、一緒にいて、 さらに成功のために 二人三脚を続けるうちに、 家族のような感覚になり、 愚痴や悩みを共有し、 だんだん着替えも目の前で平気になり、 家族のようになっていく。 そしてなくてはならない存在になり、 それが恋人関係となり、 男と女になる。 そんな例を山と見てきたので、 俺は、確信した。 山瀬マネ・リロイズ・モモヨの トライアングルが完成した リックとともに謎は深まったが、 あの日原田と山瀬はここにいたのだ。 これで登場人物は揃った。 い~や、 遠出はしてみるものだ。 俺が少し手応えを感じたその日も 当の伝説の女王様は、屋敷の中で 百年の眠りを続けていたけど。
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