第3章

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「お前とは関係ないこと」 本当にそうなんだろうか・・・・ 悪夢は、 記憶の断片なのか、 私の妄想なのか・・・・ 私が、 殺したのかもしれない。 そうでもないのかもしれない・・・ 私には、 仲間がいる。 私と苦労をともにし、 私の愚痴を聞いてくれる仲間が・・・・ あの日の沖縄で、出会った仲間。 ただ何も語ってはくれない。 唯一、 心のそこから、 信用できる友なのに・・・・ 35年間じっと息を潜めたままだ。    モモヨは、 年老いたゾウガメの甲羅をなぜながらため息をついた。
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