第5章

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二日後、 山崎は、 さらに新しい情報をつかんでいた。 「中本って相当ヤバい奴だよ」 「どういうこと??」 「ただの芸能プロのオヤジじゃないね。    どっぶりヤクザ・・・俺と一緒  しかも、金回りがいいんだよ」 毎日のように銀座で豪遊しているらしい。 クラブの女が山崎の配下らしいので、これは間違いないという。 「面白いのは、やつにスポンサーがいるってこと、  中本の裏にいるのは、  IT企業のサクソンコーポレーション  らしいんだよ」 中本のような手合いは、 金の匂いをかぎわける能力にたけている。 成金君に女でも手配してやれば、 イチコロ。 スポンサーがいるとは、 芸能プロとしてもやり手ではある。  「技術者の派遣で年間200億の売り上げの会社なんだけどね。   ここの田村という35歳の若社長が、   新橋のギャング団と関係が深くてね、   予想通り、何人かのモデルを愛人にしている」
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