第 7 章

13/35
前へ
/35ページ
次へ
その整形医は、 驚いていた。 「原田モモヨ・・・」 だが、 田村は、 整形医のカタログに写真が載っていることも気づいていた。 「だめですかね」 「いや~骨格がそっくりなんでびっくりしたんだよ」 「そうですか・・・」 田村は、 さも驚いたという顔をしておいた。 ・・・当たり前だ。    俺は、 骨格に惚れたんだよ・・・だから連れてきたんだ。 腕に定評のある整形医は、 たった一日で、 35年前の原田モモヨを再現した。 だが、 メグは分かってはいない。 ただ、 違う美人・・・・俺の好みにされたとしか思っていない。 俺の好みか・・・・と言うと、 そうでもない。
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加