第 7 章

6/35
前へ
/35ページ
次へ
だから、 嫌と言うほど、 田村信一郎は、 女を抱いてきた。 しかも彼は、そこにもビューティフルを もとめはじめた。 そりゃそうだ。 でも、そこでまた、彼は痛い目に会った。 清純かなと思った女が、何股もする緩い女であったり、 知的かなと思った女が、ブランドものばかりねだって来たり いい所のお嬢様が、家の格式ばかり求めてきたり しかも、セックスを武器に使う女ばかりで、 一度抱き合ってから、愛を育てようって女が出てこなかった。 そもそも1度のセックスより、100回のメイクラブを求める 彼にとって、失望させられる女ばかりだったのだ。 だから、最終的に、彼は美しかもとめなくなった。 美は高いけど、売っているのだ。 しかも金の言いなりで、好きなように動いてくれる。 だから、8等身の小顔のモデルしか 抱かなかった。
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加