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「社長は、
何階ですかね」
半数の人員を残し、
3基のエレベーターで10階に向かった。
社長室のドアで、
声をかけるのは俺の役目だ。
「MAD-TVの高木です。
」
ドアの向こうから、
秘書の声がした。
「アポイントがありません。
ご遠慮ください」
下からの連絡がないから暢気なものだ。
「いえ、
大切な話があるんです。
この前のインタビューしたVTRに
重要なものが写ってたんです。
これを見ていただかないと…社長にとってもよろしくないかと・・・・」
しばらくして、
メガネ美人の秘書がドアを開けた・・・がそのまま固まった。
当たり前である。
俺の後ろには、
鼻息荒い船越警部と以下25名の警察が迫っていたのだから…
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