第12章

3/20
3人が本棚に入れています
本棚に追加
/20ページ
日時を押さえただけ! あとは、 任せると言われただけ! 局が求めている理想は、 犯罪者の母親であるスターが、 テレビを通じて、 贖罪をすると言う事。 だが、 謝るとは本人はもちろん、 俺も一言も言っていない。 それでも、 注目のスターが、 生で出ることが重要なのである。 そこで、 何かをしゃべったら成功。 しかも、 こんなデリケートなスターなのに、 出演演すると言う番組宣伝は許可されている。 「大丈夫だよな? ちゃんと出てくれるよな」 周りは不安で、 俺に何度も聞いてくる。 そのたびに・・ 「もちろんです」 とは答えるが、 自信はない。 電話では出ると言った。 それ以降、 放送日と時間を伝えただけで・・・・
/20ページ

最初のコメントを投稿しよう!