第14章

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「4・3・2・1・・・・」 OAが戻ってきた。 どうなるんだ・・・ 「・・・・・」 いきなり5秒の沈黙・・・ 「お~い、 しゃべんねえよ」 「どうします?顔出しちゃいます・・」 みんな結構焦っている・・・ 「あと10秒待って!」 「9・8・7・6・・・・」 ・・・・これはやばいかも・・・ ここに来て、 だんまりは、 辛いぞ・・・ そろそろスタジオに切り替えざるを得ないか・・・ と、 その時だった。 「こんばんわ。 原田モモヨです」 やった!カメラもすでに顔を画郭に捕らえている。 「綺麗だね・・・40歳には見えないよ」 スイッチャーがつぶやく。 当たり前じゃないか・・・彼女はプロの大スターなのだ。 決心してしまえば、 メイクもしゃべりも、 全てスター仕様で整えてくる。 「今日は35年ぶりのテレビで、  しかも生なので さすがに緊張しています」
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