第2章

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「お、なんだこれ。写真?」 1人が、手にした物は1枚の写真。 ……写真? 「うわ、やばい。すっげーかわいいんだけど」 「本当だ!俺こういう子タイプなんだー!」 「ん?もしかして隣の奴ゆーしん君?……彼女?」 彼女? 漸く僕の耳は言葉を濾しとった。 「……それに、触るな!」 それは、俺のーーー いつも楯突く事のない僕が叫んだ事に驚いたのだろう。 その隙に写真を奪い取り、財布を投げ捨てて僕は逃げた。
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