第1章

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村長から聞くといつもお参りの鬼蝶を祀られている場所へ拝みに行く人が今のところその後の行方意不明が多いらしい。 だから村の一部からは“鬼蝶様の神隠し”と言われている。 今更、この歳になってまで神隠しとかそんな非科学的な事を信じるのはどうかと思うけど。 現にそれは起こってしまっているのだ。 村の人たちがそう言ってしまうのは無理はないのかもしれない。 「ねぇ、千棘くん」 「僕達もその鬼蝶様にご挨拶しに行きましょうか」 「・・・・はい?」 **
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