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第1章―各々の非日(ひび)―Day to day
「冷食―eating hot―」
「何も…見たくない…」
電源を切るように視界を閉じ、意識だけを集中させる。
満たされない想いは夜闇と同調し、また一歩、願いに近づく。
ねぇ、どうしたらいいの?
なんで、近くに来てくれないの
ねぇ、どうしたらいいの?
なんで、遠くから見てるばかりなの?
ねぇ、どうしたらいいの?
「ねぇ……さみいよ」
そうして今日も夜明けが来る気配、誰しもが感じる日常(うそ)の始まり。
今宵も私の舞台は閉幕した。
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