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goodbye, my silent.
and once again, you.
傷だらけの手で触れていたい
凍りつく世界に 君と二人
いつか温度を失っても、永遠。
声は言った『縋(すが)りなさい』
役立たず 僕の心臓を劈(つんざ)いている
氷柱(つらら)が溶け出すようだった
肢はもう 重く濡れきった真綿
その先を探しているんだ 今
goodbye, my silent.
and once again, you.
傷だらけの手で触れていたい
凍りつく世界に 君と二人
いつか時間を裏切っても、永遠。
彼は言った『祈りなさい』
擦り切れた眼窩が腫れあがる痛みは
行方の知れない感覚だった
指はもう 硬く涸れきった小枝
その先を探せるだろうか・・
goodbye, my silent.
and once again, you.
傷だらけの手に触れていたい
凍りつく刹那に 君と僕が
いずれ形を失っても、ずっと、一緒。
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