◆フ ユ ウ カ ン

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 すたっと歩いてったんだ  アメもムシも御馳走様なのさ  ふらっと追ってみたんだ  ネコもクルマも罪は無いのさ  歩道橋だったり  屋上だったりする  とにかく高いところへ 飛んで行きたいのだ  ほら自由落下  O2よりかN2の抵抗 受けて  六畳間だって支配できない  泣きながら地面が縋りつく ので  僕はどこか浮いたままさ  走ってここまで来たんだ  ユメもニジも非現実的でさ  叫んでしまえなかった  ホシもボクも息をしないから  影法師だったり  陽炎などのような  そんなモノはいつだって不安定な 僕だ  そら自由落下  喧嘩よりか笑顔の呵責 受けて  地獄の釜の蓋 踏み外した  やれやれ宙(ソラ)は遠すぎるようだ から  クモも掴めず墜ちていく  さあ自由落下  気ままに流されるまま 生きてんだ  時に浮上 にわかに墜落  ほんとはもう 死んでるかもしれない けど  知らぬまま浮遊している  クラゲのような感覚で  今日もこの部屋に居るのだ
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