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「確かに何も計画なしに外に出ても殺されるだけだ」
敦は今後について考えた。しかし南海考えても変わらない事実。それは人を殺すということであった。あの司会者が言っていることをどれほど信用していいものなのか分らない。しかしあの司会者の言葉を信用し実際に攻撃人がいるのだ。もし外でまた襲われることがあれば自分たちも反撃しなければいけない。
「とりあえず食糧の確保をしよう」
そういうと敦はリュックを背負った。
「そうだな、何もしないで餓死するのは嫌だもんな」
亮もついてくる。その後ろに由香と美優もついて来た。しかし、直樹だけ座ったままだ。
「本当に行くの?」
「お前。残るのか?別にいいけどよ、ここにいれる時間お前だけ短くなるぜ」
そういって亮はホームの外に出て行った。
「直樹、どうするんだ?」
敦は呼びかけたが結局直樹は首を横に振るだけだった。敦は仕方なく直樹をホームにおいて食糧確保に向かうことにした。
誰もいない渋谷は音もなくとても不気味であった。なるべく人に会わないようにセンター街などを避けてタワレコ近くのコンビニを目指した。
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