第1章 自殺者救済法

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25歳・・・・ まだ若いと言えるのかもしれない。 しかし今から人生を立て直そうという気力はカズトには毛頭なかった。 無気力にため息をつくと、カズトは腰を上げた。 部屋を出て階段を降り、キッチンの冷蔵庫を開けると母親の用意した朝食が入っている。 朝食といっても今は昼の13時過ぎだが・・。 カズトは母親と二人暮らし。 父親は三年前に病気でこの世を去り、父親の残した保険金と母親のパートの僅かな収入でカズトは生活出来ていた。
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