おやすみなさい おつきさま

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『おやすみなさい おつきさま』 これは、私が初めて買った絵本です。 作者のブラウンさんは、1952年に若くして亡くなった方ですが、とても多くの素晴らしい絵本をこの世に残してくださいました。 その中でも『おやすみなさい おつきさま』は間違いなく、ブラウンさんの代表作品です。 さて、絵本の内容について紹介します。 『おおきなみどりのお部屋の中に……………』という文章からこの絵本は始まります。 全て、みどりのお部屋の中で話が展開していきます。 文章は詩的で、綺麗で、それでいてシンプルな言葉たちが並んでいるので、1歳からでも楽しんで見ることが出来ると思います。 途中からは『おやすみなさい ○○』の繰り返しになり、おやすみなさいを告げるたびに、徐々に部屋が暗くなっていきます。そんな細かい部分にまでこだわっていて、作者の絵本にかける思いを感じることが出来ますよ。 読むタイミングは子どもが寝る前ですね。日々繰り返し読んであげてください。子供は何回も何回も何回も読んで欲しいと感じるのです。子供が求めるたびに何回でも読んであげてください。きっと子どもはそのうち、「おやすみなさい クマさん」「おやすみなさい コップさん」と絵本の模倣を始めると思います。その時には一緒になって、「おやすみなさい」を言ってあげてください。 その時間は、子どもが大きくなってからも、思い出として残り、子どもの心を温め続けてくれることと思います。 さてさて、簡単な紹介でしたが、少しはなにかを感じて貰えたら嬉しいと思います。 残念なことに筆者には文章力がないので良さが伝わるかどうかは自信がないのですが、きっとこの本を買っても損はしません。 それだけは保証します。 ちなみに豆知識ではありますが、かの有名なオバマ大統領や、雅子様がこの絵本を子どもの時に愛読していたそうですよ。 最後に私が一番好きな絵本中の一文を紹介して終わります。 この絵本の中で一番最後に出てくる文章です。 『おやすみなさい そこここで聞こえる音たちも』
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