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誰も居ない教室。
マイコと二人。座りながら話す。
マイコ)「今日で卒業だね。」
太輔)「な。すげぇ早かったなぁ。あっという間だったし、すごい楽しかったなぁ。」
マイコ)「東京の大学行っちゃうんだよね…。」
太輔)「うん。」
マイコ)「私のこと…忘れちゃうかもね。」
太輔)「忘れる訳ないじゃん。東京に行ったらマイコのこと忘れちゃうと思う?」
マイコ)「・・・。」
太輔)「俺はそうは思わないんだよなぁ。だって俺…マイコのこと本気で好きだし、本当に大切だと思ってる。」
マイコ)「・・・。」
太輔)「今までもさ、一緒にいろんなこと乗り越えてきたじゃん?これから先、何があるか分からないけど、マイコと一緒だって思ったら…何でも頑張れる気がしてさ。正直言うと俺もすごい寂しいけど、マイコと一緒に頑張って行きたいって思ってるんだ。」
マイコ)「・・・。」
太輔)「離れちゃうけど、俺はずっとマイコの側にいるから。」
そっと立ち上がり、マイコに歩みより、頭をポンポン。
太輔)「大丈夫だよ。元気だして。」
マイコ)「・・・うん。」
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