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「どう言う事だよ!?俺と集団暴行事件、何の関係があんだよ・・・!?」
勢いあまって立ち上がるアキヒロ。
だがクロとシロは、アキヒロをなだめる事もなく平常心でいる。
「俺が何したってんだよ・・・!?」
疑われているだけで、自分を疑っているのはクロとシロではない。
そんな事はわかっているが、怒りの矛先を向けるのが二人しかいない。
「説明しろよ、クロ・・・!!」
アキヒロが興奮してる間にタバコに火をつけていたクロ。
一息ついて口を開く。
「落ち着け、アキヒロ・・・」
「落ち着いてるよ・・・!!」
「お前が疑われている理由・・・」
「・・・」
「それは現・・・」
クロがそこまで言った時、何者かが割って入る・・・
「現場にキミの財布が落ちてたんだよ」
その割り込んだ声はライブハウスの入り口から聞こえた。
一斉に視線を移す3人。
3人はその声の主をよく知っていると同時に、
良く思っていない人物だ。
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