薄氷(うすらい)まとう姫君
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大江山 かの山には、 酒呑童子を頭とした数多の鬼の軍勢と、 酒呑童子が愛でる、 一人の姫が住まうという。 鬼の館の主は、 姫という美しい華が咲き誇る日を、 ゆるりと待っているのだとか。 《了》
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