第1章

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そこを触られると、身体がびくりと跳ねた。黒音に触られるとどうしようもなく感じてしまう自分がいる。 「も……いぃ…」 どうでもよくなって、黒音の首に手を回し、そうつぶやく。 「本気?玲。」 「いいって言ったろ…するならしろ」 誘うように黒音の首を引き付けると、そのまま優しいキスをされ、その日は黒音にされるがままになっていた。 「っ……腰が…いてぇ……」 初めて男としたが、こんなに辛いものだとは。そして……こんなに、気持ちいいものだとは。 ソファてしていたはずなのに、いつのまにかベッドにいる。 と、いうことは、黒音がここまで運んだということ。 痛いのを我慢しながらベッドを出てリビングに行く。 すると案の定黒音はソファで寝ていた。 ソファの前に座ってテレビをつける。 すると、黒音の目が開いた。
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