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案の定、返信には時間がかかり、ようやく返信が来たの思っても、それは私の気持ちを紛らわせてくれるものではなかった。
『まあ。いろいろ。それより、会えないか?』
突然の申し出に、私は戸惑った。
最初から私を探しているのは分かったが、どこかでそれを信じていなかった。
でも、本当らしい。
『普通のデートがいいんだけど』
私はここぞとばかり欲張りになる。
今を逃したら、またセフレ候補になってしまう。
『いいよ。どこがいい? またあのイタリアンに行くか?』
それを聞いて、私の胸がいきなりドキンドキンと鳴りだした。
ヨシトモが私とちゃんと会いたいと言っている。
嘘じゃないのか心配になる。
『嘘じゃない? からかってない?』
『そういう無駄な事はしないよ』
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