校門にて。

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校門にて。

大学三回生の木村優奈。 器械体操を辞めて、新しい道を探す事になりました。 ふと、立ち止まった時、周りの大切な人達の顔が浮かびます。 育ての親である、蘭おばさん。 そして、その夫であるベトナム人のファム・ヴァン・コーさん。 本当の姉のように慕う、その娘であるファム・ティ・レンことファムお姉ちゃん。 大親友であり、器械体操のよきライバルの台湾からの移民二世の王蓮華(ワン・レンファ)。 自分は、一人で生きてきたんじゃないことをあらためて知ります。 そして、大学四回生を迎えます。 私の新しい道は、どこにあるんだろう? そして、今は亡きお母さんが、何故、優奈と名付けたのか? その事を蘭おばさんから聞いたとき、自分が何をすれば良いのかおぼろげながら未来が見えてきます。 そんな、一人の女の子の話です。 長くなると、思いますが、よろしければ、読んでください。
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