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「じゃあ、
いただきまーす!」
妹はいつも通り元気だ。
私は妹の元気な姿を見ると安心する。
[いただきます!]
そして妹と食事の最中に玄関のチャイムが鳴った。
ピンポーン……といたって普通のチャイム音が家に響いた。
ピンポーン……
続いて二回チャイム音が響く。
(誰だろう、
こんなに朝早く?)
私は玄関に行き扉から扉の外を覗いた。
そこには小さな女の子がいた夏々よりも小さい。
一体誰だろう?私は首をかしげた。
ガチャっと玄関の扉を開けた。
こんにちは、
あの。
この辺で黒い犬見ませんでしたか?
いきなりこの質問は正直びっくりだ。
[どうしたの、
黒い犬探してるの?]
うん、
迷子なの。
今日の朝居なくなってて、
それで……近所の人に聴いて回ってるの
女の子は元気がなさそうだ、
悲しげな顔をしていた。
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