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重い身体を引きずって私は学校へ向かう。
学校に着くまでにたくさんの生徒を見た。
どの子もみんな笑顔で楽しそう。
いいなぁ…。
私もあんな風に笑えたらな…。
学校に着いて教室に向かう。
私のクラス…1-2からは今日も騒いでる声が聞こえる。
ガラ…
教室の扉を開けると同時に一斉に私の方を見るクラスメイトたち。
そして教室のあちこちから聞こえる囁き合うような声。
「今日も来たんだ」
「あーぁ、憂鬱」
「いっそ学校やめてくれたらいいのに」
わざと私に聞かせるかの様に言う所が性格悪い…なんて思ってしまう。
毎日こう。
私が学校へ行くと聞かせるかの様に悪口を言う。
そして自分の席に行くと悪口が書かれてる…
なんてことはなく、ただカッターが一本刺さってるだけ。
でもそれが逆に私の心を傷付ける。
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