リアル

8/15
前へ
/24ページ
次へ
そういうと、ヨシトモは一気に疲れたのか途端に寝てしまった。  私の計画は、達成された。  視界にヨシトモのバッグが入った  そしてヨシトモが起きないよう、鞄の中からケータイを見付けて取りだした。  交友関係を知りたかった。  いや、興味本位だった。  メールボタンを、押す。  出てくるのはなんだろうかと怖くもあり、ワクワクもする。 しかし期待は予想通りというべきか、見知らぬ女性ばかり不特定多数とのやり取りだった。  一体何人いるのだろうかと思うくらいいて、私は落胆よりも驚きだった。   「なに、これ」  消そうか。    思う事だが、そんな事をしてなんになる。  私は自分のしたい事をしたし、この女達に負けるつもりもない。  これからは私が一番。
/24ページ

最初のコメントを投稿しよう!

14人が本棚に入れています
本棚に追加