序章

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2314年―― 世界は、2014年から300年間、何の進歩もせずにただただ時間が過ぎていった。 それまでに政府は腐りきって、景気も悪くなり、進歩というより、退化しかしていない。 そして、もう一つ変わった事・・・それは、 ダンジョンの出現である。 ダンジョンは各地に出現し、そこから湧き出たモンスターという色々な姿形をした生物に世界はめちゃくちゃにされていったのである。 そして1つのダンジョンに一人、指導者が現れた。それをダンジョンマスターと呼ぶ人もいた。 それに対抗しようとする人間は、次々と殺されていった。 政府も対策を立てようとするが、2235年に、全世界対象へ兵器所持禁止法が制定されたため兵器の破棄を余儀なくされ抗う術もない。 そうして全ての国は統制を無くし崩壊していき、モンスターの住処となっていった。 人間達はそれから逃れるために、向かった先は、アトランティス。 ダンジョンが出現した頃とほぼ同時期に大西洋のど真ん中に現れた不思議な島である。 そこではダンジョンが一切確認されなかった事から安全と言われていたのだ。
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