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次の日
いつも通りの時刻に起き
いつも通りの制服に着替え
いつも通りの準備をし
部屋を出る。
大企業とは言わないが、そこそこの大学を卒業し、そこそこ名の知れた会社に入社して早3年
「おっはよん!麗華!」
そう声をかけてきた女性は
同僚の麻美
社内がザワザワする。
主に男性。
ー今日も綺麗だな麻美さん
ー朝から元気あって可愛いな
ー抱きしめたいな。
なんて、ヒソヒソ聞こえる。
「おはよう。麻美さん。」
私は書類に目を通しながら挨拶をする。
ー本当、笹井麗華愛想悪いな
ーお前フルネーム覚えてんのかよ
ーあ?いや、当然だろ?同僚なんだし。
と、まあクスクス笑われる。
が、まあ私には関係ない。
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