流転3

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そったらさぁ… ドッグァヴァゴォッ! な、なんぞっ! すざまじい衝撃と爆音! 衝撃波がハジケ合い、アチコチへ竜巻! 地が捲れ、風が逆巻き、辺りが吹き飛んだ! な、なんぞぉっ、これぇぇっ! これが本当の訳ワカメ。 軍曹達のリジェクターは、爆風で吹き飛ばされている。 一体…何が? 吹き飛ばされたゴーレム達が、立ち上がり始めた。 生首ゴーレムが、抜け出そうと、もがいている。 宙からゴーレムが…降って来た… 壊れて無いのね。 頑丈ねぇ~ でも、普通に動いて… あれっ? 今、俺…止まってんな。 ちと…さっきのように動いてみる。 動きが止まる、ゴーレム。 止まると… 衝撃音と衝撃波! うやっ! 俺のせいか、そうですかっ! 音速ってヤツ? 漫画のサイボーグ。 加速装置って… 最終兵器だったのね。 あの漫画では、加速装置で人を抱き抱えて助けていたが… それって、なんて、人殺しw 衝撃波以前に、摩擦熱で燃え…いや、削り取られるか…なっ? 人の身には耐えられんだろう。 俺も、アタックスーツが無かったら… うん、無事だね。 俺は、龍覇剣術師。 身に結界を纏うなど、お手の物。 なれば、こそ、超高速剣術をも繰り出せる。 基礎中の基礎さ。 だから。 救助ターゲットを、対ショック機能を付与した結界で包んだ後に救出。 なんて事も、可能な訳だ。 えっ! 龍覇術なしで? 俺に死ねと? しかしだ。 超高速では、ゴーレム君達がついて来れん事が発覚。 これは楽しくない。 セーブだ、セーブだよ、俺。 Be Cool、Be Cool だよ、俺。 さて… のんびり、散歩気分で… おっ! 今度は、反応するする、ゴーレムちゃぁ~ん。 イッァ ショータァァァ~イム!
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