流転3

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『は、はぁっ!?  跳び蹴りだとぉ?』 「そうですが?」 何か? 『最初のもか?』 「いえ、あちらは違います」 『そうだろ、そうだろ』 って、納得の軍曹。 なんぞっ? 「あちらは単に、殴り付けただけですよ」 告げたら、一瞬の沈黙… 『何で武装を使用しとらんのだっ、キサマわっ!』 うっせーなぁ、もぅ! 「俺、武装の事、何も説明されて無いしぃ」 っとに、聞いても無いのに、使用できるかっ! 『はぁ?  バトルポッドへ機乗した時に、チュートリアルが流れたであろうが?』 はぁ? なんぞ、それ? 「いえ、バトルポッドは停止してましたが?」 真っ暗だったもんよぉ。 『はぁぁぁぁっ!?  どうなっとる!』 何かを操作する操作する操作音。 コレは…軍曹じゃないな。 『ふむ。  どうやら、最初の衝撃波を受けた時に、システムがダウンしておりますな。  起動したままでの誤動作を避ける機能が、働いたようです』 聞いた事の無い声だな。 どうやら、パイロットの声だと思うんだが… しかし…俺が音速で移動したのが、原因でしたか… 自業自得ってか? ウッサイわっ! 『遠隔でチュートリアルを起動できんのかね?』 『無茶を言わんで下さい。  そんな事、できる訳ないですよっ!』 パイロットの声は冷たい。 それもそうだろう。 一応、此処では依頼の現場責任者である軍曹。 だから、話を聞いているのだろう。 俺が知る限りでは、パイロットは尉官。 位は軍曹より上だからねぇ。 『そうか、済まんな』 素直ね、軍曹たんw では、俺は… 『待て、リュシュ!  キサマぁっ!  何をしようとしておる!』 あや、気付かれたw 俺様の今の体勢… 瓦割りの姿勢でつw 「いや、昔見た漫画で、地球割りっうのがな」 やってみせましょう、地球割り! 何事も、チャレンジよっ! 『『すなっ!』』 軍曹とパイロットに、ダブル突っ込み… 我が儘な人達だなぁw
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