流転3

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チュッドォォォ~ン!! うわはっ!! なんて、キノコ雲!! 爆風は、俺の音速移動にて相殺。 一応、爆心地周辺を全速力にて一回り。 爆風を封じ込める事に成功! こうなると、爆風向かうは上空。 一応、軍曹さん達の待避場所からは離れてはいる。 いるが… 『……… ……… ………』 『……… ……… ………』 沈黙のお2人さん。 息を呑む音は聞こえたから、ご無事でしょう。 『よ、良く生きてるな。  儂ら…』 『恐ろしいですな…  これ…は…』 何があったしぃw 『しかし…  良くやってくれた。  貴官のお陰で、生き延びれたわい』 軍曹が、心から感謝を告げてますな。 『いえ。  嫌な予感がしたので、斜めへ上昇したのですが…  正解でしたな。  で、なければ…  我々は、あの中…  我ながら、自分の勘と言う物に感謝ですわ』 なんか… エライ事になったようだな… しかし… 何で大爆発? 流石に俺も驚いたし反省。 けどさぁ… 爆発するとは、思わんべ。 けど… 一応、謝らんとな。 「あの~」 『んっ?』 「その…  ごめんなさいっ!  まさか、爆発するなんて、思わなかったんです!  本当に、ごめんなさい!」 俺…2人を殺し掛けちゃったんだよな… 体が震えてますよ、今。 『……… ……… ………』 『……… ……… ………』 沈黙が痛い… 怒鳴り散らしも良いから、何かを告げてくれ… 『ぷっ』 ぷっ? 『ぶぁっはっはっはっ』 『くくくくくっ。  あーふぁ、いっく』 『こ、これっ…  そ、そう、操縦が、ぶ、ぶれ、うくっ、ぶれとるぞっ』 『む、無茶、い、いわ、ん、で、ぐっ、くくっ、下さい、くくっ』 むぅ… 何故、笑う。 俺様、不機嫌、不機嫌、不機嫌よっ! 雰囲気で察したのか、軍曹、弁明。 『いきなり、しおらしい事を告げるでは無いわっ!  思わず、中尉殿と顔を見合わせてから、爆笑してしまったではないかっ!』 あれっ? これって、弁明?
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